院試のはなし・準備編その1
今回は、コロナの影響でどのように受験が変化したのか、どのような対応が必要だったのかを説明します。
例年だと、私の専攻では
(一次試験)
・TOEFL ITPの一斉受験
・専門科目の筆記試験
(二次試験)
・面接
の流れですが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響ですべてオンライン化されました。その結果、受験の流れは以下の通り変更されました。
(一次試験)
・英語のスコアシートの事前提出
・志望動機などの調査票
(二次試験)
・専門科目の口頭試問
1次審査で英語スコアシートと調査票が審査され、それを通過すると2次審査の口頭試問を受けることができます。
【英語】
私が受験した専攻では、英語のスコアシートと専門科目の口頭試問がありました。
英語のスコアシートは、以下の4つのうちいずれかを提出することになっていました。
・TOEFL iBT
・IELTS
・TOEFL ITP for China
私は、今回提出したのがTOEICとTOEFL iBTだったのでこの2つの試験に限って説明します。
私は提出できる英語のスコアシートを持っておらず、TOEICはコロナの影響で受験そのものがなくなっていたため、A日程の入試においては受験の選択肢がTOEFL iBTしかありませんでした。なので、TOEFLの対策をする以外の選択肢がありませんでした。
しかし、TOEFLの対策はかなり労力と経済力が必要です。その理由としては、
・4技能が試される(reading, listening, speaking, writing)
・受験料が高い(235$)
ことが挙げられます。
なので、英語に自信のない方はTOEICで高得点を取ることを目標にしたほうがいいと思います。TOEFL iBTの方がチャレンジできる回数は多いですが、スコアはなかなか上げにくいですし、何回も受検していると財布が空になります。
【専門科目】
これは、入試説明会で聞いたのですが
専攻が求めている学生像はこれまでと変わらないので従来通りの対策で十分対応できると思います。
的なニュアンスのことを言っていました。
実際、私が受験した専攻では過去問がHP上で公開されているのですが、問題がそっくりそのまま出題されていたりもしたので、本当にこれまで通りの対策でよさそうです。
しかし、口頭試問であるので質問されたことをすぐに口頭で回答する練習は何回かしておくと、緊張してもスムーズな受け答えが期待できるのではないでしょうか。
今回は以上です。
その2では英語の対策について詳しく述べていきます。